可動式液晶のついたカメラが欲しいと常々思っています。
カメラを始める前と比べて、良くも悪くも人前で写真を撮る羞恥心はどんどん消えていきます。
猫を見かけると躊躇なく屈んで、一緒にいる妻をドン引きさせる程度にはアグレッシブに撮影したりするようになりました。
そんな撮影をするときにはやっぱり可動式液晶付きのカメラが欲しくなります。
次に買うカメラは可動式液晶がついている「K-S2」ないし「K-1」と心揺れ動いていました。
しかし、薄給の妻帯者にとってフルサイズ機は主に価格の面でおいそれと買えるものではありません。
今年残り10ヶ月はこれさえあれば何も要らないという清水の舞台から飛び降りる覚悟をもってしてようやくIYHするものです。
そんな中、PENTAX初のバリアングル液晶搭載モデル「K-S2」が発売されてから気づけば1年経ち値段は下がり、日々買ってくれと囁いてきます。
とどめのCP+での「K-1」タッチアンドトライ。物欲という名の風船は今にも破裂寸前。
油断するとポチッと予約を入れてしまいそうな精神状態の中でふと思いだしたのは、ドライボックスの中で眠ってる奥さんのカメラ「OLYMPUS PEN E-PL5」でした。
普段持ち主に使われることなく、お留守番ばかりのこのカメラは欲しかった可動式液晶でした。
マイクロフォーサーズセンサ搭載の上、小型軽量ながら手振れ補正機構も付いてる。
手持ちレンズもマウントアダプタを介せば使えそう。
しばらくこれで遊んでみようと考え、溜まった物欲に身体を預けてマウントアダプタをワンクリック。
K&F Concept Pentax K PKレンズ- Micro 4/3カメラ装着用レンズアダプタリング
買ったのは「K&F Concept」という会社のアダプタ。
PENTAXのK-マウントレンズをPanasonicやOLYMPUSなどのマイクロフォーサーズマウントカメラに装着することができます。
価格
購入時点(2016/3/3)で¥1,800とお求めやすい価格になっております。
安い理由は絞り機構がついていないため。
PENTAX Kマウントレンズには「フィルム時代に作られたFFサイズセンサーの画角をカバーしているFAレンズ」、「デジタル一眼カメラ用(特にAPS-C機用)のDAレンズ」、「APS-C機FF機両方のイメージサークルをカバーしたDFAレンズ」があります。
このうち、レンズ側にF値を変更できる絞り機構があるものは「FAレンズ」なります。
DAレンズやDFAレンズには基本的に絞りレンズはついていないため、これらのレンズを別マウントで使用するためにはマウントアダプタ側に絞り機構があるものが必要になってきます。しかし、絞り機構がついているマウントアダプタは高い(2万円近くもする)です。
今回、僕が使用したいと思った所持レンズにはそれぞれ絞りリングが付いており、絞り機構は不要と考え安いマウントアダプタを購入しました。
smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited
カメラとレンズのバランスは悪くないと思います。
白ボディだとシルバーのレンズは違和感ないですね。
レンズフード取ってあげたほうがスッキリとした印象。
焦点距離は35mm換算で86mm。ポートレート撮影に向きそうな焦点距離です。
smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited
でかい笑
レンズが本体でカメラがおまけに見えます。
焦点距離は35mm換算で62mm。ちょっと中途半端な画角になりそうです。
こちらは今まで通り「K-30」での運用が良さそうです。